兆し…




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# by hitomi8114-i | 2011-11-02 04:21 | その他

念の行方

北の秋は早い
ストーブが晩・朝と焚かれ、こたつのぬくもりが嬉しい。




墓に花をたむけ
離れている 菩提寺に向かう途中の石畳……

墓に手をあわせながらも、、、
命日に来ることができなかったいいわけめいたことを 住職に自己嫌悪雑じりに話しながらも、、、
いったい、あなたの魂は何を求め、何を感じて彷徨ってしまい その胸にどんな思いを抱き 語りたかったのかと今更に 頭の一点で思念していた。

墓に念を届けても
菩提寺でお経を唱えられても
精進落しで個人のことを語っても
一向に その思念は消え去らない
たぶん、ここにいない魂に念を送っても、答えなどでないのだろう
せめて 「気」を感じ取りたいのに、勘の鈍さが恨めしい


月日が 薄れさせてくれるのだろうか・、、、。
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# by hitomi8114-i | 2011-10-22 04:25 |

強がり

知らなかった中身
見つめることが怖かった中身
思い込んでいたことと真逆だった中身

ラッキーだと思えばいい、、、、出会えたのだから


虚ろな眼差しの向こう  何も見えてないと感じても
時間がこぼれ落ちて行く  呼吸と心臓の不随意筋だけの『生』だとしても
『病』という名への戦いだけが……残ってしまっても

『生』を慈しめばいい、、、、骸(むくろ)になるまでさすり続けよう。その側にいていいなら

抱えきれないほどのオモイで 溢れたら
立ち上がれないないほどのオモイで 目を閉じてしまったら
オモウことさえ邪魔になり 過食と拒食 リストカットの渦に入り込んでしまったら

ありのまま・罪に問われること以外で曝せばいい、、、、オモイは行き先を示してくれる


身を囲おうとしている  そんな強がりで・・・ 
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# by hitomi8114-i | 2011-09-27 03:29 |

不自由な言葉

こんなに、、、とんがっていたっけ?
ちくちくと 
時には より深く奥へめりこんで
とっさには息さえつけずに唖然として
どの部分が痛みを感じたのかさえ一瞬判らず
口惜しさと 一抹の哀しささえ感じる始末


言葉そのものの語感(方言やいいまわしを含めて)
発するときの表情・口調
その言葉そのものの意味あい……
相乗効果で、一個の単語でさえ、、、違ってくる

受け取った言葉も
発した言葉も
互いの内面を映し出して、、、怖くなる

不用意な言葉や、(悪意が無くとも)考えや意識の違いからくる発した言葉で
傷つき
意図した意味合いで受け取ってもらえなかったことで
傷つけた

その不自由さに 向かい合うことしかできない 今。
        
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# by hitomi8114-i | 2011-09-05 03:50 | 散文

ジブンをワラウ

そこそこでいいやと、セーブしている。
ネガティブで、臆病になっている。
動かなくてはいけないのに

前に出すぎないように。
口だしするのを抑え 
手だしもやめた

こんなに嫌なヤツだったんだと、、、ため息をつき
恨みがましいヤツだったんだと、、、驚いている
品性を疑われるような自分に、、、呆れている

口も手も足も出てこない
ただ見ている
同じ場所に佇んでいる

自分を嗤いながら
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# by hitomi8114-i | 2011-08-10 19:22 |

ある日の情景


テメェ、ダレニムカッテイッテヤガンデェ
  思わず振り返った。
  母親と思われる女性が、
  我が子(3歳くらい)が言ったことに対しての返事の言葉だったらしい…
  その後も、聴くに耐えない言葉の羅列が・・・続いた。
  


情愛 恵愛 愛念 〇〇への好意 ・・・

憎悪 嫌悪 厭悪 唾棄したいほどの〇〇 ・・・

それらは「関心」のある「対象者」へ抱く感情
無関心ならば、それらの感情を抱くことさえ無いだろう。

表裏一体。どちらの面が現れても、昨日と今日とで違っても一向に驚かない。
メビウスの輪のように、それらは続いてさえいる。

でも、それらの感情から派生し、選択した行動や考えは、
その感情を放った方・受けた方、双方共に大きく変わるかもしれない。長いスパンでみるならば
互いに影響しあい、他の誰か・何かに影響を与え、連綿と続き 時には渦(うず)の中に巻き込まれる

だからせめて、少しの間立ち止まり考えてみてはどうだろう

恫喝したり、誹謗中傷したり、罵詈雑言をあびせたり、嘲笑したり、 仲間はずれにしたり、脅迫したり、精神的苦痛を与えたり、陥れたり、わざと無視したり……
そして
反対に、それらの受け手になったときのことを……。


だからこそ
せめて身近な相手から接し方を考えて欲しい
特に
幼い者への…
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# by hitomi8114-i | 2011-08-03 05:03 | 日常

実と虚のはざま

起きるのは、深夜

とりまく内外の諸々、雑事や制約から解き放たれる、ほんのひととき……
飛び越えた意識の中に映るものを受け入れる


それが
狭い鉄格子の内部  かびの臭いが鼻を突く中にいて流す悔恨の涙でも
降り始めの雨が道の埃を舞い上げ 勢いを増した中に立ったままの冷たさでも
山の頂 草花の上に残る雨粒がきらめき その滴を手に集め 喉を潤す一瞬でも
湯気たちのぼる甘い匂いに包まれる酒造りの蔵の中にいても


意識が垣間見せるものを味わう

夢でも思考でもなく
実と虚のはざま

不思議に音だけは、、、いつも感じていない。
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# by hitomi8114-i | 2011-06-20 03:04 | 散文

『新月』

  あるのに 見えない
  見えないのに 感じていた
 
  強くても儚く
  痛くても優しく
  苦くても抱きしめたいと
  闇のなかで新月を感じるように 

なのに、、、
衝撃の先へ辿りつくその道が  より無残で無慈悲な現実だと解った時
見えていなかったことのいくつかの扉さえ隠れてしまっていた

新月の軌跡を眼で追うごとく、、、
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# by hitomi8114-i | 2011-06-02 00:02 | 小説・詩・読み物

「生きるってなに…」

「生きるってなに」 「どうやって生きていくの 不安だらけ」
 
そう、つぶやかれる。
自らにも、再度言い聞かせるように以下を、、、話す。
それから、、、約2時間弱、あれこれと語り合う。
もう、私の身長を超した子供と。


混迷の時代・・・

様々な不正、陥穽
職に就くのが難しく、ついても リストラ・倒産・自己都合、etc
離婚、虐待、DV、
遺伝、病気、医療過誤、
事件、事故、災害
そんな様々の中で
この一瞬にとりあえず日本で無いのは、爆撃だけかもしれない(それさえも、一寸先は確約はできず、、、)

生きるということは
それらを内包することを懼れすぎないことなのだろう
いつの時代であろうと、不安も危険もあったはず
胎児のころから、また産まれ落ちたその瞬間から、
試練の中に突き落とされる人だっている

過去が無い 人も時代も 無い
学びとったことを自身のなかで咀嚼し
内部から湧きあがる何かに、あがいてみること あがいていることが生きることだと、、、今は思っている
何も無いという時代など それこそ皆無だったに違いないのだから


田舎の家に飾ってある 今は無い茅葺きの家を背景に写っている祖母の姿が、、、眼にうかぶ
子供時代も 結婚しても 戦争の中
その時代のその地方の殆どの「嫁」という立場がそうであったように
子沢山  家事も家業も背負う (男は男の大変さがあったろうが…)



生きる ことを話しあうことは死ぬことをも含む
それは、親と子というより 人間同士の話に近い
中身をみせなければ 終らないから…

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# by hitomi8114-i | 2011-03-03 05:16 | 散文

haka と yuki

降水量0と一ヶ月以上言われ続けている空に、線香の煙が昇ってゆく。
煙が呼び水になったわけでもないだろうが、ついさっきまで冬の太陽の温もりを感じていたその場所に、鼠色の厚く重い雲がどんどん移動して頭の上を蔽い、雪片がいっせいに舞い始めた。とたんに、風の流れが変わる。
読経と線香がまとわりついていた意識に、羽毛がふぁさりと触れたような感覚で光る、冷たさを感じた。
おびただしい墓の数箇所、伸びたまま冬枯れの草がもたれかかった墓石もあれば、百合や菊を交えた仏花に囲まれた墓もあり、結晶さえ定かでなくなった雪はそれら全てに隔てなく降りかかり、合掌する老若男女の頭にも肩にも等しく降りかかる。
小雪が水滴にかわっては、顔や手を微かに濡らして、すぐに消え去る。

 墓石の向こうの世界・時間を止めた者達の眠りの底に水滴が集まり、
 集まったその小さな流れにのってどこかに運び去られてしまうような、幻想に包まれる。
 運ばれた先にあるのは、骨さえ朽ち果てた まるで砂漠のような世界か、、、。
 見ようとしても見えない意識のみが宙(そら)に浮いているような感覚だけの世界か、、、。

 「縁」が廻り、どの墓に入るか、行き倒れとなるか、無縁さんになるか、、、
 思ってもしかたがないことさえ浮かんできていた。




思わずついたため息が、彼岸の彼方をぐるりと駆け巡って、冷たく水滴となって肌を濡らすかのように、その雪の源を探ってしまうかのような果てない思いに再度ため息をついたころ、散会となる。


雪は、、、降りやんでいた。
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# by hitomi8114-i | 2011-02-01 23:10 | 散文

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